2008年 09月 15日
右京師匠も涙、ワタシも・・・
F1イタリアGP見たですよ。
なんと!なんと!スクデリア・トロ ロッソのセバスチャン・ベッテルが、ポールトゥウインを決めちゃいましたよ!
やるものですヨ!!
この快挙には、地球最速のパイロット=キミ・ライコネンの失速ぶりも、ハミ公の相変わらずの汚ねぇ走りも、キレイサッパリ吹っ飛んじゃいましたよ。
ベッテルはまだ若けーので、レース毎にムラがあるのも事実ですけど、ここ一番という時の運の強さみたいなものを感じるドライバーですな。
顔はまだまだ「おこちゃま」ですけど、案外大成するかもですよなぁ。
ミハエル・シューマッハがドイツの皇帝なら、セバスチャンはドイツの若サマってところですかな。
まー、ドライバーがちゃんと勝てる仕事をしたのも勝利の要因ですが、チームが浮き足立たずに、きちんとルーティンワークをこなした事も、勝利を呼び寄せた一因だと思うですよ。
この辺りが、数年前に、琢磨君がアメリカGPで3位表彰台に上がった時に、あとから「このレース、琢磨は優勝できたんじゃねーかあ!?」とか言われたホンダ首脳陣との、レース力の差だと言えるんじゃねーですかな?
トロ ロッソ、侮るなかれ。
前身はミナルディですよ。
地上波のTV解説をした片山右京師匠や、現役ではフィジコ、ヤルノ、アロンソがかつて在席したイタリア・ファエンツァのミナルディチームですよ。
万年最下位ながらも、レースを愛したスピリットはトロ ロッソに名前が変わっても、しっかりと引き継がれていましたよ。
オンエアで、右京師匠が「涙が出そうになる・・」と言ってたのも、感激しますよ。
F1チームは、売却やなんやで名前が変っていくことがありますけど、レッドブルをスチュワート・フォードと思う人はいねーですよな。
ホンダを、前身がティレルと言う人もいねーですよな。
ルノーをベネトンと感じる人はいそうかな・・?
でもでも、スクデリア・トロ ロッソをミナルディと重ねて胸が熱くなる人は、い~っぱいいると思うですよ。
なんでだろ?
チームの魅力というものは、そういうものだと思うですよ。
こればっかりは、いくら大金を積んでも得られるものじゃないですな。
こういう奇跡が起こるから、F1はオモシロイのです。
ベッテル、コバライネン、クビサの表彰台というのも、地味だけど新鮮でヨカッタですよ。
PS: マッサ、君はエライぞ!
by roran
| 2008-09-15 03:15
| ザツダン