2007年 07月 16日
ストローのカイ
世間一般では3連休とかいうそうですが、私にはカンケイアリマセン。
でも私の住む地域では、この間に「夏祭り」をやっておりました。
姪と行きたかったのですが、町内の「子供会」の行事があるとかで、あっさりフラレちゃいました。。
まー、一人で行ったところで、過疎が激しい街なので催し物や露店も少なく、淋しい感じがするのは判っているので止めにしました。
私が小学、中学の頃までは人口も多くて、活気があって面白かったですけど、もう四半世紀近く前のオハナシですもんなぁ・・やっぱり変わっちゃうよね。
ということで「夏祭り」の思い出としては、中学生の時遭遇した【ポルターガイスト現象】があります。
当時、友人5人ほどと夜店で飲んだり食ったり遊んだりしてた時のことなのですが、お祭り会場の一角の「とある民家」のコンクリートの塀の前で、みんなでカキ氷ジュースを飲んでいました。
その時、ふと視線を感じてそちらに目を向けますと、そこには会場から出るゴミの集積場所のようになっていて、そこに簡易型のゴミ焼却炉が置いてあったのです。
現在ではもう、こういった簡易型焼却炉(ストーブ?)は使えないように条例が出来ていますけど、当時は普通に各家にあったものです。
その焼却炉から「視線」をバシバシと感じるのです。
よーく見ると、焼却炉の上に空の紙コップが放置されていて、その中にストローが入っていたのです。
そうなんです。なんと「視線」の主はストローだったのです。
ストローの穴が「目」のように、じーっとこちらを見ているのです。
「そんな訳ない」と思った私は、1メートルほど自分の位置をずらしました。
するとストローは、私に合わせてクルッと向きを変えるのです。
私はあまり「お化け」とかは怖くない方なので、「なんじゃぁ?」と思ってそのストローの方にむかっていきました。
すると、「ぴゅー」っと私目掛けてヤツは飛んできたのです。
実際ストローがぶつかってもダメージなんてありえませんけど、とっさに避けた私の足元にストローは落ちました。
拾ってみても、何のことはない「ただのストロー」なのです。
この一部始終を友人の一人が見ていました。
誰かがイタズラで、私を目掛けて放ったのではないことは彼が証明してくれました。
現に飛んできた方向には、焼却炉以外に誰かが隠れて(立ってor座って)いられるようなスペースもないですし、実際誰も居ないのです。
後年、大人になり電気工事関係の仕事に就いていた際に、その「とある民家」の解体作業の仕事がまわってきました。
もう使われない電気設備とかを回収するのです。
その時、家の中に入って思い出したのですが、そこは昔(私が幼稚園の頃まで)個人経営の病院だったのです。
家の中の間取りや調度品の作りに、記憶が思い起こされました。
私自身診察に連れられて来たこともあったですし、誰かが入院していてお見舞いに来た記憶もありました。
きっとそんな誰かが、お祭りの賑やかさにつられて表れたのかもしれないと、今は思っております。
by roran
| 2007-07-16 17:21
| ザツダン